【新規導入】特集
2019.11.07
予測できない自然災害――。
緊急時の避難や防犯に強い自動ドアとは?
近年、全国で発生する地震や台風による水害や飛来物の衝突、その影響による停電や断水など、深刻な災害被害がメディアで紹介されることも少なくありません。被災された方々の不自由な生活や、倒壊したり損傷した建物の映像などに加え、被害を受けた家屋や建物への盗難事件なども残念ですが起きていることも報道されています。
災害時、身の安全を一番に考えることはもちろんですが、避難や防犯面についても目を向け、事前の準備が必要といえます。
電気系設備が多い現代の避難経路、災害時の避難・防犯対策とは
現在の私たちの身の回りの生活環境では、エレベーターにエスカレーター、動く歩道や自動ドアなど電気系に依存している設備が避難経路に沢山あることに気づきます。
しかしながら、エレベーターは日頃の点検義務はもちろん、地震時には近くの階に一時停止する機能がついていたり、災害時には利用を避ける事はずいぶん周知されていますし、エスカレーターや動く歩道などは、止まっていれば、階段と歩道になるだけです。自動ドアも日頃から停電などによる影響が大きいため、電気が止まったり、災害が起こっても手動で開け閉めができるつくりになっていたりと比較的、災害対策が講じられていることも多いと思います。
ただ、外部との境界に設置されている自動ドアは動く/動かないの問題は利便性だけでなく、避難時と防犯上の問題にも影響を与える設備になるのですが、意外に知られていないリスクがあることをご存じでしょうか?
こんな状態の自動ドアは要注意!
- 竣工当時から自動ドアの点検をしたことがない
- 普段から自動ドアの入口付近に強い風が吹き込んでいる
- 最近、開閉時に自動ドアから異音がするときがある
- 1日あたりの開閉頻度が高いがメンテナンスなどしていない
「NATRUS」の導入をお勧めします!
防犯上重要な役割を担う自動ドア。しかし条件次第では隠れリスクが存在
自動ドアは、モーターやコントローラー、戸車など、ドアを動かす重要なパーツがドア上部に内蔵されています。
そのため、自動ドアは、激しく人がぶつかったり、台車などの器具が強く当たったりしなければ上部の戸車へ影響が及ぶことも少なく、容易に開閉できなくなったりするものではありません。しかし、保守点検やメンテナンスをおろそかにしている自動ドアでは、内部の戸車の素材が摩耗し、表面の凹凸が減り脱輪しやすい状態になっていることも少なくありません。
逃げられない。守れない。脱輪により開閉が困難な自動ドア
戸車箇所が脱輪を起こし、ドアが動かない状態になってしまうと開けることも閉めることも困難な状態になってしまいます。
この不具合は、一般の方が直せる不具合ではなく、専門家の手が必要になります。しかし時は災害時…。修理担当者が出向こうにも、道路が分断されたり、自動ドア以外の不具合対応や救助・緊急対応車両などで混雑している状況では、修理までには通常以上に時間がかかることも想定されます。
開閉のできない状態が長く続くと更なる2次被害も招きかねません。
自動ドアが閉め切り状態になったとすると、建物の中にいる人々は避難したくても閉じ込められてしまい逃げることもままならなくなります。この状況からパニックの発生などのリスクも否定出来ません。
また、自動ドアが開いたままの状態ではどうでしょう?
災害時の深夜、開いたままで施錠もできないコンビニエンスストアのドア。停電で電気もつかず、常に開けっぱなしの状態。見回りでお店を守らなければいけない・・・盗難や強盗被害の恐怖を想像に難くない状況です。
この様に、動かせない自動ドアは、避難面・防犯面ともに厳しい状況を引き起こしてしまうかもしれません。
安全性を増したNATRUS~長期使用でも摩耗しにくい素材へ~
『戸車の摩耗』を防ぐため、NATRUSでは、硬質樹脂(ポリアセタール)製であった戸車を、摩耗しづらい材質の軟質樹脂(ポリウレタン)+アルミ合金に変更しました。
さらにレール形状・材質も改良し構造的に耐脱輪性をアップ!
戸車だけでなく、戸車を受けるレールの材質や形状も脱輪に影響します。
NATRUSでは、耐久性や耐摩耗性に優れた頑強なアルミ成型レールベースを採用し、戸車の片側のフランジ形状を変えることで、さらなる耐脱輪性の向上を図っています。従来採用していた戸車の外れ止め機能も標準装備しています。
「NATRUS」の魅力とは?
1回の開閉時にも『安全』テストを実施
センサーの安全機能が正常に働いているかどうか、ドアが作動するごとにテストする機能が装備されています。
万が一ドアに異常がある場合は、ドアが開く前に作動を停止するので常に安心です。
センサー検知スポットの改善でも安全性を向上!
センサーの検知スポットを従来より高密度化しているために、複数スポットで対象物を捉えることができるようになりました。
これにより、事故の原因として多いドア付近の検知がより正確になり、ドアとの衝突などを防ぎます。
さらに、NATRUSでは、自動ドアごとに独自でドア開閉速度や開放時間など、きめ細かい設定を行うことができます!
「ドア通過後は素早く閉めたい」といった室内温度を一定に保つ省エネに向けた設定や、センサーの検知スポットを個別に設定し、通行利用以外での使用の際には無駄な開閉を行わない設定にすることができます。
上記の特長に加え、NATRUSには様々な特徴があります。
『JIS A 4722準拠の安全性』、『ロングライフ設計によるNATRUS専用保守プランの実現』・・・などなど。
もっと詳しく「NATRUS」について知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。(NATRUS専用紹介ページはこちら)
関連記事
-
特集
自動ドア選びには国の定めた安全規格が必須。「JIS A 4722」とは?
ただ開閉するだけだと思われがちな自動ドア。選定の際にはコストを重視する方もいらっしゃいますが、どれも同じに見える自動ドアには、知っておかなければいけない大きな違いがあります。
-
特集
子どもの利用が多い施設に最適な自動ドアとは?
小さな子どもの行動は、大人では予想もしないようなことがたくさん。子どもが多く利用する施設の自動ドアでは、より安全面への配慮が重要になります。
-
特集
最近見かける自動ドアの防護柵。戸袋安全対策は「JIS A 4722」準拠の製品を選びましょう!
自動ドアの戸袋付近に柵が設置されているのを見たことはありますか?戸袋エリアへの侵入を遮断する「防護柵」。防護柵があることで危険を回避しやすくなります。