コラム

【リニューアル】コラム

2020.10.26

医療関係施設における自動ドア化の波――。
薬局やクリニックで求められる理由とは?

『すりガラスに、四角い黒の取っ手の開き戸――。』
病院の入口と言われ、そんな姿を思い出す方がいるかも知れませんが、今ではすっかり様変わりしており、最近開業した薬局やクリニックでは『自動ドア』や『タッチスイッチ付き自動ドア』を採用しているところも増えてきました。
しかしながら、テナント自体の設備の問題だったり、扉の開閉回数、空調コストなどの面から、デザインこそ以前と異なりますが『手動開き戸』も根強い人気で、まだまだ見かける状況です。

ところが、昨今の感染症の影響や、利用者の衛生意識の高まりから、ドアノブなどの『接触機会』を敬遠する声がより強くなり、薬局やクリニックといった【医療を提供する施設】では、その特性からより強く対応を迫られる状況が続いています。

薬局やクリニックで自動ドア化が求められる訳

  • 薬局には様々な診療科の患者が訪れるため、感染症を気にしている患者さまが多い。
  • クリニックには子どもからお年寄り、予防検診から疾患処置まで多様な患者が訪れるので、感染リスクレベルが幅広い。
  • 杖をついてる方や車いす利用者などが訪れることもあり、医療施設としてよりユニバーサルな対応が求められる。

疾患の種類に関係なく患者が訪れる薬局窓口

医療モール内の薬局や街角の薬局の場合、その立地の関係から内科、外科、皮膚科、小児科・・・と様々な診療科の患者が訪れ、疾患の容態によっては免疫力が低下している方や、接触による感染がしやすい疾患を抱えている方、発熱している方に、くしゃみや咳をされてる方など、エチケット向上を促すだけではなく、少しでもそのリスクを下げる取り組みを薬局側でも行なっていかないといけない・・・。そんなケースが増えてきています。

単科クリニックでも、年齢層や症状の幅は広い患者層

小児科のような患者の年齢層がある程度絞られている診療科は意外に少なく、街のクリニックは、単科クリニックであっても、幅広い年齢層や症状の患者を迎えているところがほとんどです。例えば、耳鼻咽喉科や歯医者などでは、小さい子どもからお年寄りまで幅広い患者が訪れ、検診の患者もいれば、治療に訪れている患者もいます。
口腔内の疾患を取り扱うクリニックでもあるため、飛沫感染へのリスク対応はその規模にかかわらず、厳しい目が向けられてしまうことも多い状況といえます。

患者の高齢化に伴う、設備の見直しの必要性

地域の人たちへ、長年にわたり安心安全な医療を提供してきたクリニックでは、地域の高齢化の影響を受け「車いすに乗る患者さまや、杖を片手に訪れる患者さまを見る機会が増えてきた。」というところも少なくありません。
ドアを押す際、体勢を崩してしまったり、不意な開閉でドアと接触してしまったり、車いすの患者が挟まれそうになったり、トラブルになる前にユニバーサルな仕組みの導入が不可欠になってきています。

『自動ドアのプロ』に相談しませんか?

現地調査・御見積無料です!設置場所にあった自動ドアをご提案します!

『手動ドア』を自動ドア化するには、現在設置されている手動ドアや建具の状況を元に、その場に応じた『導入する自動ドアタイプ』『設置手段や工法』『意匠』・・・など複合的な検討が必要です。

また、工事期間や導入費用に影響する一例として、以下の様な点などが挙げられ、導入検討の際には現地調査を行なう必要があります。

  • ①ドア上部の納まりスペースの有無(自動ドアの機構はドア上部に設置されます)
  • ②戸袋の有無(自動ドアの開閉の際のドアの納まりスペースに影響します)
  • ・・・など
    • 当社の営業担当者が実際に現地調査を行ないます。
      経験豊富なスタッフにお気軽にご質問ください!

      ナブコシステムでは、導入後のメンテナンススタッフをはじめ、外部委託などは一切行なっておりませんので、当社独自のノウハウから解決案のご提案が可能です。

      現地調査を行なった後、よく聞かれる以下の様なご質問にもお応えできます。

      • 故障や破損の時の対応は?
      • 工事日数費用はどのぐらいかかかる? ≫一般的な工事の進め方はこちら
      • どの程度の工事を行なうの?大掛かりな工事は必要?
      • ビルのオーナーにはどんな風に相談すればよい?原状回復の必要性は?

      【参考】様々な状況に応じた商品を取り揃えています!

      ナブコグループでは、自動ドアの業界トップメーカーとして様々な開口部に対して、お客さまのニーズに応えるべく商品開発を続けております。
      長年積み重ねたノウハウでお客さまの状況にあった最適な商品を選定・ご提供致します。

      導入検討の際、当社では、自動ドア化した際にどういう意匠になるのかイメージし易い様に、施工後のCGイメージを作成・ご提案しています。

      ドア上部の納まりスペースが狭い場合:100mm見付面付け引き戸

      通常、自動ドアの機構を収めるためには、250mm程度の高さが必要となりますが、今まで手動開き戸が取り付けられていた開口部にそのまま設置を行なうと、自動ドア自体の高さが低くなってしまいます。ナブコではそういった上部納まりスペースの高さを確保しづらい開口部にも対応できる様に、高さが100mmでも納まる商品の開発に成功しました。これにより、後から自動ドア化した開口部でも高さに余裕を感じられる自動ドアの導入が可能になりました。

      >【100mm見付面付け引き戸】商品紹介ページはこちら

      ミニコラム①

      自動ドア設置場所の目の前が通行量の多い通路の場合
      ~ムダ開き防止対策~

      手動ドアを自動ドアにする際の話題の一つに『ムダ開き問題』があります。
      自動ドアを利用する方ではなく、自動ドアの前を横切ったり、通路を歩いている人にセンサーが反応してしまう問題です。≫もっと詳しく

      よく見かける解決策の一つに、タッチスイッチがありますが、接触感染対策を考慮して自動ドア化したにもかかわらず、手に荷物を持ってる方、視覚障害や車いすの方、ベビーカーを利用している方・・・には使いづらい。という課題を新たに作り出してしまう可能性も高いです。
      当社が提供する「NATRUS+e(ナトラス プラスイー)」ならタッチ操作不要であらゆる通行者の方にストレスなく通行していただけます。
      *「NATRUS+e」は、タッチ操作を必要としない「バリアフリー」に対応した自動ドアです。
      国土交通省発行の「バリアフリー整備ガイドライン(旅客施設編)」の仕様に適合しています。

      ミニコラム②

      自動ドア化した際の戸袋側での衝突防止対策
      ~防護柵の設置など~

      薬局やクリニックの手動ドアを自動ドア化した際、開くドアが、戸袋側の人にぶつかる事故の発生を防ぐため、防護柵の設置などの安全対策が推奨されています。
      特に子どもが多い施設などの場合は、思わぬ事故に発展することもあるため、併せて設置の検討をオススメします。

      ≫防護柵に関する詳しいご紹介はこちら

      自動ドアの安全に関する国家規格(JIS A 4722)が制定されるなど、からだの不自由な方、お年寄りから小さなお子様まで、だれでも安心して利用していただくため、上記の様な取り組みが進められています。

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